ジャンクpcとして買ったVAIOのType H「VGC-H73B」にLinuxを導入してみる

お久しぶりです粉踊です


いつも~な話、~な件みたいなタイトルだけど、今回は割と検索に引っかかりやすくなるよう具体的なタイトルにしてみました


当たり前だけど趣味の話になるともう見る人限られてくるんだよね


ブログの肥やし&ジャンクpcヲタクのための記事になるかもしれないがなるべく初めての人にも見やすい記事にしたい



Linuxの入れ方は中盤以降で解説しています




ハードオフへ行く


ジャンクpcと言えば最早この場所だろう


ジャンカーには興奮が止まらないことこの上ないし、ただ店内をぐるぐる回り、物色するだけでも時間を食ってしまう恐ろしい場所でもある


私目も中古ゲームソフトや音楽CDの物色によく訪れるのだが今回、自分はとあるジャンクpcを1650円で購入した


それがVAIOのType H「VGC-H73B」である

画像は後で載せるとしておいて、VAIOはいわゆるあのSonyのPCブランドである(今は別の会社として分裂している)



名前くらいは聞いたことがあるのではないか


00年前半はデスクトップPCも作っていたがいつの間にかもうノートPCしか作っていない、これはその時の産物である


ちなみに今自分が所有しているノートPCはVAIOだし、家族共用のPCもVAIOだし今回ふと惹きつけられたジャンクPCもVAIOである

家にあるPC全てVAIOである


テレビはソニーのBRAVIA、そしてPS3もPS4もあるしスマートフォンはXperiaを所有している



まるでソニー信者だぁ、キモいよな



というか父がソニー好きなので家電の半分くらいはソニー製である、さらに自分もこれに追従している


日本の経済を支えるのにいとまがない、良いことである





本体紹介


とりあえずスペックを見ていこう

2005年頃のモデルなので明らかにスペックは現行機に太刀打ちなどできないのだが、当時のPCとしては良い方である


購入時

CPU→Intel Pentium D

ROM→HDD 300GB

RAM→1GB (512MB×2 DDR2-800)

OS→Windows XP Home Edition SP2 (買った時に既にHDD自体フォーマットされていて実質OSは無し、後で詳しく解説)



爆熱CPUとして名高いPen DだがVAIOの類まれなる技術で静穏性にはそこそこ優れているらしい

人気のCore 2 Duoの前身だね、いや分からんわ忘れたわ



外観



前↓



後ろ↓


実はFelicaの機能があるみたいだ、多分使うことは無いね


後ろ側の端子↓


HDMIなんて便利なものはないけどDVIとコンポジット端子はある


左下のキーボードとマウス専用の差込口があるのも古いPCの特徴の一つだな


前面にもポートがある↓


USB、PC Card、Picture Card、SDカードなどいろいろ付いているね


左側はディスクドライブ、三角形のボタンを押すとパカッと開いて登場する





改造内容


正直、メーカー製PCは色々な要因があって改造しにくいのだが今回する改造としてはメモリ増設しかしません!



512MB×2 から 1GB×2 にメモリを増設しようと考えている



そもそもジャンクpcの用途を考えて無駄に豪勢に改造なんてことは普通はしない

ジャンクpcのメリットが無くなっちゃうだろ




あと、改造ではないのだが

WindowsXPをインストールできるかがイマイチ不確かなところではある



結論から言うととりあえずLinux系のOSを入れることになる、Linuxは初めてなのでどんなもんなのかも兼ねてテストをするつもりだ




というのも話が割とややこしくなるのだが

どこかメーカー製PC買った時、普通はWinowsのOSがプリインストールされているだろう(こういうのはOEM版と呼ばれる)


今のWin10がどうかは知らないが、昔のメーカー製にはカバーにライセンスキー(プロダクトキー)のシールが貼ってあり簡単に言えばこのPCでしかライセンスキーとOSは使えない


そのPC専用のWindowsでありライセンスなのだ


だからそのPC以外にWindowsをインストールすることはライセンス的に不可能である(だから部品交換で魔改造なんてこともできない、メモリやストレージなどの一部換装を除けば)



だが今回買ったジャンクpcはなんとかシールが貼って残っていたので、とりあえずこれはそのまま使用するつもりでいた




が、もっと大事な問題としてインストールCD(WindowsのセットアップのためのCD)の存在がある



このPCでのXPは「SP2」というものだが他にも「SP1」「SP3」など別バージョンもある

まだある、「Home Edition」と「Pro Edition」にもそれぞれ分かれている


インストールCD自体には独自のライセンスキーなどは無いという(というか大量生産するディスクに一つ一つライセンスを入れるのは無理だろという話)



このPCと同じXPのバージョン&エディションのインスコCDを探して買えばいいだけであるが、何せもう15年も前だし種類も多岐にわたるので見つかるかどうかが最大の問題である



あとそもそも中古でCDが購入できるかすら分かってない、調べていると全く関係ないDELL製のインスコCDが使えるけど最後の認証で弾かれて使えるとか使えないとか...とか海賊版だの不正コピー版だのもはや色々あって著者を苦しませてくる


ちなみに正規のCD(つまりパッケージ版)は3万円近くもする、まず選択肢に入ることは無い



ヤフー知恵袋は無責任に何でも書き込めるので、質問に対してできますだのできませんだの回答が錯綜していてもう混乱する


ネットでセットアップのデータを拾ってきて自らインストールCDを作るのもあるそうだが面倒だしそんな技術はないのでしない





実践


とりあえず内部を開けてメモリを交換する



1GB×2 で2GBに倍増させる、これを購入



次、Linuxの導入


RAM2GBのPentium Dなので流石に重たいのは入れられないと判断して今回はLinux Mint-19-1-cinnamon-32bitを導入した


32bitと64bitどっちがいいのって聞かれたらとりあえずWin7が動くなら64bit、それ以前だったら32bitにしておけばいいと思う

ただし基本的に64bit対応のアプリが多い、ビット数が同じじゃないとアプリケーションが動かないことには注意


どうしても64bitにするなら最低限メモリ4GBはあった方が良いと思う


LOCATIONは一番上にあるWorldの「Evowise CDN」でオッケー、そのままダウンロード




当初はこれをUSBメモリに入れてやろうとしたのだができなかったのでDVD-Rの方に書き込んでいく


ダウンロードしたファイルはisoという拡張子になっているのでこれを書き込むために以下のサイトを参考、興味のある人だけどうぞ



もちろん中身空っぽのDVD-Rは事前に入れておく




ここからジャンクpcの方へ


この辺は自作pcを作る人なら当たり前のようにやってることだが、起動したらロゴが出ている最中にボタン連打でBIOSを開いてデバイスの起動優先順位を変えなければいけない


メーカーによって連打するボタンは異なるので詳しいことは自分で調べてね💛


ちなみにVAIOはF2キーである


とりあえずLinuxが入っているDVD-R光学ドライブのデバイスを1番最初に起動させるように変更


Boot Device Priorityの欄を選択して黙って「PM-MATSHITADVD~」を1stのところにする

この光学ドライブはPCによって違うが検索すればどんなものなのか大体出てくるので分からなければ調べろ


USBみたいな抜き差しできるデバイスがRemovable~にあたる、もしUSBに入れているならこれを1stにすればよい





BIOSを閉じて再起動するとLinuxが起動、画面が黒くなったりロゴが現れたりと2分ほど経ってからようやく操作可能に


画面に反射して部屋が写ってるけどご容赦


この状態ではDVDからお試し起動している状態なのでインストールをしたければ「Install Linux Mint」をダブルクリック


言語やユーザー名、場所などを記録していく


途中にパスワードの設定を求めてくるが次回以降の起動でパスワードが必要になるので絶対に設定しよう


このOSをそのままインストールするのでインストールの種類は「ディスクを削除してLinux Mintをインストール」を選択して後は作業が完了するのを待てば終わり



インストールが完了したとのメッセージが出れば今すぐ再起動を選択、この時にDVDはもう抜いておこう

でないともう一回インストールを始めるハメになる


もし余力があるなら一度電源を入れなおしてBIOSの起動優先順位をデフォルトに直しておいてもよい




さて、実はインストール後もやることがあってそれは新しいバージョンのアプデファイルをダウンロードすることだ


手順はこのブログに書くまでもないので詳しくはこの動画の8:00以降を見て貰えばよく分かる


気になった人だけどうぞ






オマケ



以下、RAM2GBのPen Dはどのくらいできるのかをテストしてみた


元から性能が低すぎてCINEBENCHやドラクエのベンチマークを回すまでもないのでyoutubeの視聴だけ試した



1GBだった時

・リンクを押してからページ移動まで5秒近く

・動画の再生までは10秒ほど

・画質は自動で360pぐらい、720pまで上げれるけど頻繁に止まりやすいしカクカクに

・その他関連動画の表示、コメントの表示まで更に10秒ほど

・全体的にもっさりとした動作


動画見ているだけでメモリの使用率が76.5%っていうのがもう凄いよ


ネットサーフィンでも、全体的にクリックしてからワンテンポ遅れて動作するので中々ストレスがたまる



2GBだった時

・リンクを押してからのページ移動が2,3秒に短縮

・動画の再生、そのほかの部分の読み込みも比較的サクサクに

・けど720pは依然としてカクカク

・クリック後の動作もワンテンポ経たないくらいには早くなった(個人的にはまだ遅い方ではあるが)



まとめ


今回のお値段は

ジャンクpc本体・・・1650円

メモリ(2GB)・・・2380円

Linux Mint(OS)・・・プライスレス



わずか4000円でこの素晴らしいPCがここに爆誕したではないか

15年前とはいえギリギリ使える範疇には入れたかもしれない


何に使うかと言われれば特に何も思いついてはいないのだが


ちなみにCPUグリスがカチカチになっていて塗りなおそうかと思ったけど結局やってない、流石に年数が経てば固まるのも無理はないか



でもやっぱりメモリ4GB無いと辛いところが有るな

有用な活用法としてプログラミングの勉強でもしようと思ったのだが、そのためのダウンロードしたアプリケーションは64bit版だった、これでは使えないではないか


性能的に64bitはキツいしな



あと、音声が出ない問題がある

背面のマザボ側と、前面の下部にビデオ端子の接続部があるのだが二か所とも接触不良を起こしているのか挿してもうんともすんとも言わなかった


仕方なくDVI端子から変換してHDMIにつなぎ映像は出たものの、DVIは映像だけなので音声は出ない


適当なスピーカーでもつないで音声でも出力しようかな






という訳でこのすばわがPCは実は問題を抱えているのだ



このまま物置の肥やしになることは避けたいので、良い活用法が思いついた方はおしえてください



だって費用をかけた分は還元したいだろ

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