命を懸けてまでも値打ちのある行為はほとんどない

※サムネ用の画像なので特に意味はありません



お久しぶりです粉踊です


以前の記事でイラストについての話をしたことがあるが、それについて少し腑に落ちたことがあったので紹介したい


↑これですね


この記事にて後半に、なぜ創作・クリエイティブ系は過度に期待されているのだろうか、などと書いているがこれの正体が見えたので先に話したいと思う



まずこちらの画像を見ていただこう


Twitterのどこかのツイートから拾ったものであるが一瞬で納得してしまった


絵を描いたこともない素人がああいう要求をしてくるのもダニング・クルーガー効果の影響なんだろう(上記事参照)


初心者ほど自信は大きいが、だんだん知識をつけていくほどに自信がなくなっていく

しかし極める中で本当の自信がついていく、されど大口を叩けるほどでもないことも知っていくらしい


とりあえず無知は罪みたいだ



何もこれはイラストに限った話ではない、素人目に簡単そうに見えるものでも実際やってみると一筋縄ではいかないことなんてよくある



自分はイラストを描いているので十分に分かるが、素人の分際であまり他分野のことを軽々しく見るのは自戒しなければいけないだろう



という話はさておき本題へ入ろう




皆さんは何らかの事後に自分のしたことを悔いることはあるだろうか?


研究発表のスピーチで緊張のあまりしどろもどろな発言をしてしまった時、街中で困っている人を見て見ぬふりをして助けず罪悪感に苛まれた時、ダイエット中なのについ我を忘れ暴飲暴食をしてしまった時、はたまた頭に血が上り相手に対して心にもない差別用語を言い放ってしまった時など枚挙にいとまがないことは想像に難くない


恐らくその後は、とても生きていることを後悔するくらい気分は低迷し自責の念に駆られているだろう


しかし自分は悔いるということよりも呆れることの方が格段に多い

ただの能天気なのだろうか、それか悔いるようなことは自動で忘れてくれる機能が頭の中に付いているのかは自分にも分からないのだがどういうわけかそういう記憶だけが残る




小学生の頃は間違えて学校の火災警報器を鳴らしたことがあった(本当です)


帰りの会が終わってから友達と教室を出て昇降口へ向かう途中、廊下の端にある火災警報器がたまたま目に入る

立ち止まって目の前でそれを見ていたがその瞬間、どのくらいの力が必要なのだろうと思い立ち、自分は両方の親指で「つよくおす」とかかれたガラス部分を押し始めた


自分としては「つよくおす」と書いてあったので、チビで貧弱な握力の自分じゃ押し切れることは無いだろうといい加減に想像していた


これで押し切ることができなければ「あたしゃ火災があっても警報器が押せず業火の中で息絶えるんだろうなァ」と呑気に考えていた、気楽な人生である



ところが勢い余って押し切ってしまいガラスが割れた瞬間

ジリリリリリリリリリ!!!!!!


と大音量でどこからともなくアラームが流れ始めた、さらに何事か何事かと野次馬がぞろぞろと集まってくる


突然の事態に何も身動きが取れず呆然としているとやがて教頭先生が来て、強い怒気で怒られはしなかったものの諭された粉踊少年はだいぶ応えたのだった



とりあえず警報器は児童のいたずらであることを消防署に伝えるとのこと、非常時でもないのにこんな事をするガキがいて消防署の人々も非常に頭を悩ませたことだろう


野次馬が去って若干涙目になった自分の、隣にいた友達が発した「まあでも、割と軽い力でも割れることってあるんだなぁ」の台詞が今でも忘れられない


何が強く押すだよ、雑魚握力なのに両手親指押しでちょっと力入れただけで簡単にできるじゃねえかよと、なぜか謎の軽い怒りが込み上げてきていた


そんなことで怒るのか、もはや痴呆を通り越した別次元にいるのかとさえ思う




これは(も?)自業自得なのだが

ヒップドロップで鼻血を出したことがある



ヒップドロップといえばプロレス技で上から尻から着地して相手を押し潰すアレである

もっとも、小学生の自分はスーパーマリオの方しか知らなかったのでジャンプして空中で一回転してから尻で着地するものだと思っていた
当たり前だが実物は一回転などしない、というか出来ない


だがこの技に憧れを抱いていた自分は早速布団の上で実践

ジャンプしながら空中で一回転の時点で到底出来ないのだが諦めの悪い自分は息が上がるまで何度もトライ


ところがその最中、何かの弾みでガンッ!と鼻に膝を思いっきりぶつけてしまい鼻血を出してしまったのだ
親に言うことも出来ず粛々と鼻血を抑える自分...

実に痴呆である



ところが最近になってもまだ痴呆な行動をしていた
人は過ちを繰り返す生き物だとつくづく感じる

バイトに行こうと自転車を走らせていた時のこと、気分が良かったので片手運転で調子乗った運転をしていた

が、何を思ったのかいきなり両手離し立ち漕ぎ運転をし始めた

当たり前だがそんなこと出来るわけない


両手を離して立ち右足を下げようとした瞬間、当然のようにバランスを崩して前方に転び、右手を擦りむき何故か着ていたパーカーの背中側の一部がちょっと破ける事態に陥る

しかも反対側から人が来ていて転んだ際に「う゛ぅ゛っ!!」と唸り声を上げたもんなので怪訝そうに自分のことを見ていた、恥ずかしい(*ノωノ)


大丈夫ですか?と声を掛けられたもののバイトに間に合わなくなりそうだったので大丈夫です、と言い残し職場へ直行

右手を擦りむいたまま接客する破目にあった



突発的&無意味に命を懸けすぎだろお前!と読者御仁は思っているだろう


生きているだけで生き恥を晒しているようなものなのでもっと探せば色々あるかもしれないが覚えている範囲でずらずら書き出しただけでも随分痴呆である

なんならバカタレの末裔を死守していきたい所存である




さて、適当にグダグダ書いてきたが結局自分がこの記事で一番伝えたいこととしては、

平和に暮らしている私たちがこの世で命がけでやるほどの値打ちのある行為なんて実は滅多にないと思う



自分がやった両手離し立ち漕ぎ運転なんてまさにその通りで、仮に命がけでやって成功したとしても得るものは何も無い

何か賞を手に入れる訳でもないし値打ちなんてとてもあったものじゃないのだ



自分自身とても気に入って何度も読んでいた本の一つに「死ぬかと思った」という本がある(シリーズ化してて多分15冊以上はある)


この本は読者が、死ぬかと思った体験談を投稿してそれが沢山集まって文庫化しているものなのだが、マジでくだらない理由で肉体的にも精神的にも死にかけた読者が仰山いる



ふざけてチン毛にストパーかけて火傷しかけたり、カップラーメンを使ったマスベでお湯を捨て忘れそのまま挿入した結果・・・だったり、鏡張りのビルを横切る最中に自転車に乗る自分の姿に見とれてよそ見していたら前方の電柱にぶつかってその反動でハンドルがブツにグサッ☆だったり、ブツにハチミツを垂らして愛犬に舐めてもらいマスベをしていたら雑菌が入り睾丸がソフトボール並に肥大してしまった話だったりと・・・




チンコの話しかしてねえじゃねえかさっきから、まして値打ちもない



下の話だったりウンコ💩の話題がそこそこ多いのだがとても面白くて、自分は中学校でのオススメの本紹介の授業でこの本を取り上げたくらいである(恐ろしい奴だ!)





もちろん健全な内容もあるけどね

個人的に面白かった話として、ドアに挟まれながら新幹線が動き出す話がある


新幹線に乗ろうとする際、この時間の便に乗るのが正解か分からなかったため身体縦半分だけ車内に入れて(もう半分はホームへ)駅員が来るのを待とうという行動を取った投稿者(この時点で既にバカ)


ところが待てど暮らせどホームは無人のまま時が過ぎ、やがてドアが閉まり身体が挟まれたままにっちさっちも抜け出せない状況になってしまう

ここでびっくりした投稿者の祖母と母が動き始めた新幹線にものすごい敏捷さで、走りながらドアを思いっきりこじ開けそのまま3人全員車内に押し込まれ無茶苦茶なまま搭乗するという話である


面白くも、いかに人間が合理的であるようで実は不合理だということがよく分かる話であろう



自業自得だったり他人の(馬鹿げた)愚かな行為の影響で相当命をかけてしまっている投稿を見る辺り、とてもつまらない理由で命かけてるなァとつくづく実感する



値打ちなんてものはそこには無い、それが悪いわけではないが


でもだからこそ人生は面白いのかもしれない





中途半端な終わり方かもだけど今回はこの辺で










ダーウィン賞、あっ

0コメント

  • 1000 / 1000